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「本質に立ち返るキャリア開発――“一つの蹴り”を問う哲学」

2025.5.30 キャリア開発

★★★『唯一無二の自分を極める。』自己実現キャリアブログ for Business★★★

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ブルース・リーはこう言いました。
「私は一万種類の蹴りを一度ずつ練習した者は恐れない。だが、一つの蹴りを一万回練習した者を恐れる。」

この言葉を、私は「キャリア開発」という営みにおいて、深く実感しています。
なぜなら、現代の働き方には「多様さ」や「柔軟さ」が求められる一方で、
“なぜ働くのか”“どう生きたいのか”という本質的問いから離れ、「軸」を失いやすくなるからです。

■ キャリアとは「問い」から始まる営み

「キャリアとは何か」という問いに、多くの人は“仕事の履歴”や“役職”を思い浮かべるかもしれません。
しかしキャリアとは、「私は何者か」「私は何のために働くのか」という問いへの態度そのものです。
これは一過性のノウハウや、場当たり的なスキルでは養えません。
時間をかけて、“一つの問い”を深く反復していく中で、徐々に自らの答えを紡いでいくものなのです。

■ キャリア開発とは「問い続ける力」を引き出すこと

哲学は、結論を早急に出すことではなく、問いを問いとして保ち続ける営みだと言われます。
キャリア開発もまた、“すぐに答えを出す”ことより、“問いを持ち続けられる力”を引き出すことが鍵だと私は考えています。

環境も、役職も、社会も、目まぐるしく変わります。
コントロールできることは「自分自身が真の問いを持てるかどうか」「持ち続けることができるか」だからです。

■ 「技術」よりも「原理原則」

現在、企業の研修では、コミュニケーション術、リーダーシップ、タイムマネジメントなど多くのテーマが乱立しています。
もちろんそれらはすべて必要です。しかし、それらを支える基盤――つまり、“人としてどう在りたいか”という原理原則が曖昧なままでは、応用は効きません。

私は、一つの研修=キャリア開発研修を通じて、
「自分の人生に責任を持つとは何か」
「働くとは、どんな意味を持つのか」
「何のために、私はこの組織にいるのか」
といった問いに向き合う時間を設計しています。

それは、まさに“蹴りの型をひたすら磨く”ような、極めて継続的かつ内省的なプロセスです。
その深さがやがて人を変え、組織を変えると、私は信じています。

■ 100社100通りの“問い方”がある

「一つの研修で本当に多様な課題に対応できるのか?」という問いもあるでしょう。
答えは、YESです。なぜなら、私の提供するキャリア開発研修は“内容”ではなく“構造”を提供しているからです。

  • 若手社員には、自己認識を深める問い
  • 中堅社員には、役割と自己実現の両立を問う
  • 管理職には、価値観と意思決定の軸を問い直す

100社100様、問いかける角度と深さが異なります。
これは、武道において同じ型をあらゆる視点で練り直すことと似ています。

■ 「深める文化」が強い組織をつくる

最終的に、キャリア開発研修で目指しているのは、
内省する文化”と“意味を問い直す習慣”を組織の中に根づかせることです。

組織の中に、
「自分は何のために働いているのか」
「この仕事に自分の価値観はどう関係しているのか」
という問いを、堂々と語れる風土があるか。
それこそが、エンゲージメントや心理的安全性の土台となります。

たった一つの研修でも、
それが「本質」から設計されているなら、
無限に広がる応用と深まりを生み出すことができます。

「一つの蹴りを深める」ように、御社にとっての“問い”を共につくりませんか?