人材戦略をどうするのか、経営層の方、人事部門の方は日々取り組まれていることと思います。今回は、後回しにしがちながらも重要課題として位置づけられる人材戦略、特に人材確保問題とその解決策についてです。
囲い込みたいが、それは可能か
どの業界においても人材不足が深刻化している今、社員に離職してほしくない、このまま離職が進むと現場が回らない等の問題を多くの企業が抱えています。優秀な社員を繋ぎ止め、新たに入社する社員も含めて囲い込むことは果たして可能なのでしょうか。
優秀な社員ほど分かっている
結論から言えば、完全に囲い込むことは不可能です。あらゆる情報が飛び交い、転職市場も活性化する中、人材の流動を防ぐことは、難しいと言わざるを得ません。特に、優秀な社員と言われる人ほど、自分の市場価値を意識し、常にアンテナを張り、決断力も兼ね備えているため、選択肢の一つとしての転職に躊躇がありません。
人材確保対策としてのキャリア開発支援
また、社員が離職を決めるのは、より高い市場価値を求める場合だけではなく、結婚や出産等のライフイベントに伴い、女性だけでなく、最近は男性も、より働きやすい環境を求める傾向が見られます。そんな中、根本的に対応し、真に会社が求める人材への成長が見込める解決策として必要性を増しているのが「キャリア開発」支援です。
ブランディング戦略としてのキャリア開発支援
キャリア開発支援は、社員一人ひとりの「どうありたいのか」というビジョンに焦点を当て、仕事だけでなく、プライベートを含めて総合的視点に立った支援を実施するものです。積極的なキャリア開発支援への取り組みを、対外的にも発信することで、社員募集の面においても、効果を期待できます。つまり、社内外ともに「選ばれ続ける会社」としてのブランディング戦略をも担うことができるのです。
新時代の人材戦略へのシフト
MY CAREER DESIGNでは、本質的解決策としてのキャリア開発支援を提案しております。人材戦略の課題と解決策のヒントを探しておられる経営者の方、人事部門の方、人材開発の難しさだけでなく、そこに取り組むことで得ることができるメリットとデメリットを共有させていただきたいと思います。自律型キャリア構築についてのセミナーも随時開催しておりますので、お気軽にお問い合わせ、ご相談ください。